━第7回━

今までここでは代理人を中心にコメントをしていきましたが今回は球団の合併、消滅について書きたいと思います。代理人業務をこれからしようと考えている人等にとりまして球団という存在が少なくなったりしますとその仕事、チャンスは減るかと思います。この問題と代理人とは全く関係がないとは言えませんので敢えてここでコメントをしたいと思います。

ここのところスポーツ紙はもちろん一般紙でも大阪近鉄バファローズ(以下「近鉄球団」と言います)とオリックスブルーウェーブ(以下「オリックス球団」と言います)の合併話の件が紙面を躍らせております。またJリーグJ2サガン鳥栖(以下「鳥栖」と言います)の存続問題も近鉄球団の問題程ではありませんがほぼ毎日のように掲載されております(鳥栖のオフィシャルサイトにはなかなかつながりません)。

近鉄球団は「近鉄」という名を棄て球団名売却(ネーミングライツ)の頃から正直危ないなぁと思っておりました。ネーミングライツがダメということで今度は合併という案を出してきました。相手は同じ在阪のオリックス球団で。近鉄球団もオリックス球団も正直お客様を呼べていない点が共通しております。でも合併をしてそのファンが全てくるだろうか・・・。オリックスバファローズ(仮)になったとしても。

思い出して下さい。98年の横浜フリューゲルス(以下「フリューゲルス」と言います)の合併劇を。佐藤工業社が業績不振により撤退。そして横浜マリノスとの合併により横浜F・マリノス(以下「F・マリノス」と言います)になったことを。初めてのJリーグはフリューゲルスの試合でしたのでものすごくショックを受けました。何かできないかと思い少しの数しか集められませんでしたが署名活動のお手伝いをさせて頂きました。しかしその思いも空しくフリューゲルスは99年1月1日の天皇杯の決勝に勝ち優勝したもののその日を持って消滅。選手もスタッフもバラバラになりサポーターも新たに出来たクラブ横浜FCと合併したF・マリノス等に分かれその新しく出来た横浜FCも全く新しいクラブという位置付けの人とフリューゲルスの後継クラブという位置付けの人との関係が正直ギクシャクしておりました。そして現在の横浜FCの応援は横浜FC発足時のサンバ(アーザ・アズール)中心の応援はなくなりました。もし後継のクラブだったとしましてもやはりフリューゲルスではないのですが・・・。でもまだ救いだったのは当時のフリューゲルスのクラブ等がサポーターに対し深夜にまでわたり合併についての説明をしたことです。でも今回の近鉄球団は。ファンを大事にしないのは・・・。

鳥栖は昨年3勝しかできず低迷していたクラブが松本育夫氏(元川崎フロンターレ監督)を招聘しPRINCESS TENKOがスポンサーとなり今年は前半戦だけで7勝を挙げ(そのうち1勝が前半戦3敗しかしていないフロンターレ)活気づいております。このクラブがもし今年限りとなってしまったら非常にもったいないと思いますが。

最近ネット関連企業の社長が近鉄球団買収に意欲を燃やしております。できることなら野球、サッカーを問わず日本にプロ球団は多くあったほうがいいと思っております。それが必ずしもトップリーグでなくてもよいと思っております。マイナーなリーグになるところもあるかも知れませんがマイナーなリーグであれそれが地域の活性化にはつながると思います。また野球、サッカー問わず素晴らしいスタジムが日本全国各地にあります。それを年間数試合の開催ではもったいないと思います。それから選手やスタッフ、ファンのことを考えたらこのネット関連企業に球団経営のチャンスを与えてみてはと思いますが如何でしょうか。もう98年のつらいことはもう見たくはないです。

最後に代理人を目指している皆さん。最初の話に戻しますがプロ球団の数が少なくなればプロの選手は減ると思います。それによりプロの選手を目指す選手も減ると思います。また現在社会人野球の登録チームも企業の不振により(特に企業チームが)かなり減っております。そうなれば大学で野球を続けても就職は出来ない。プロにも行けない。そうなったら・・・。選手が野球からどんどん離れていきロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄投手のように高校野球の後のカテゴリー(野茂投手の場合は社会人野球)で伸びる選手を見ることが少なくなります。それにより野球というスポーツに対し魅力がなくなり最終的には代理人業務に参入するのが厳しくなると思います。代理人業務に参入されたいのであれば参入する前まではどこかのチーム、クラブを応援してみては如何でしょうか?選手はスタジアムでプレーをしております。プレーを見ないとその面白さは半減してしまうかと思いますが。プロだけでなくアマチュア(社会人野球、大学・高校野球や高校サッカー等)も見ておくと将来の有望選手を先取りすることも出来るかもしれません(但しその保証は致しませんが)。

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